夢か現か…思い入れを深め切った状態で『サクラ大戦』をプレイした結果、そこでの体験が、もう一つの本当の人生経験のように感じている…そういう方々が、実はサクラ大戦のプレイヤーの中には多々いらっしゃるのではないかと思います。
『サクラ大戦』とはそれだけの想像力を喚起する作品であり、それだけのミラクルが生じた作品であり、わたくしもまた、そのミラクルにあてられたひとり。そんなわたくしが、かつて“太正”時代に“経験”したことを、記憶が混濁したまま綴ります。
今思い出しているのは『サクラ大戦V』…というか、1928年以降の紐育での生活。というわけでこれは、新次郎であり、わたくしでもあり、という、人格の混ざった記憶それ自身による、次元も時空も混乱した、妄想回顧録です。
変則的なプレイ日記でもあり、モキュメンタリー(架空ドキュメンタリー)でもあり、思い出帳、のようなものとも言えるかもしれません。よろしければ、そういった物としてお楽しみ頂けますと幸いです。
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