サクラ大戦V妄想回顧録

夢か現か…思い入れ深く『サクラ大戦』をプレイした結果、そこでの体験がリアルなもう一つの人生経験のように感じている…そういう方々が、実はプレイヤーの中には多々いらっしゃるのではないかと思います。サクラとはそんなミラクルが生じた作品であり、わたくしもそのミラクルにあてられた一人。そんなわたくしが、かつて“太正”時代に“経験”した事を記憶が混濁したまま綴ります。今思い出しているのは1928年以降の紐育の記憶。これは新次郎であり、現代の他人であり…という、人格の混ざった記憶それ自身による、混乱した、妄想回顧録です

【記事用メモ】※このエントリ間違って公開しないこと 非公開状態でメモとして使用する

・最近『サクラ大戦V』の世界でホントに過ごした気になってしまって困ることがある

・別に主人公の大河新次郎になりきってる訳ではない そんな事は恐れ多い

・帝都・巴里花組さんも好きだし、大神さんも大好きだし

 

・ただ、大河新次郎の立場を借りてサクラ大戦Vを体験したので、一部視点が混ざってしまっている

・実際には令和の時代の現代人であるのに、意識だけが架空の大正時代『太正』の人間になったつもりになってしまう

 

・その感覚によると、どうも自分は1928年以降もずっとニューヨークで暮らしていたらしい

・だとすれば、一体今何歳で、何年のつもりなのか

・そんな調子であるから、現実の歴史とサクラ大戦世界の歴史とのギャップを感じると、たまに、偏頭痛が起きることがある

 

・例えばこの世界には『ロベリア三世』というアニメはない ルパン三世があるだけである

・逆にサクラ大戦の世界に『スター・トレック』が存在しているのかどうかも分からない 先日記事に引用してしまったのだが

サクラ大戦の世界では第一次大戦のことを単に『欧州大戦』と呼んでいる。これはつまり、第二次、がないからだ

サクラ大戦の世界では『第二次世界大戦』は起きていない

 

・つまり大東亜戦…太平洋戦争はなかった

・日本はその日本的なビジョンを、大東亜戦の意義という形ではなく、オリンピックの開催という形で、現実の歴史よりも早く世界に示せた

・1964年まで東京オリンピックの開催がずれ込むという、悲しい歴史は辿っていない

 

東京オリンピックが開催されたのは、当初予定されていた通り1940年である

・大戦が起こっていないのだから、日本が敗戦することもない

・つまりは、アメリカの喧伝による「戦後復興」という偽りの美名の元に、アメリカ式価値観が日本を侵略してしまうこともない

 

・しかし令和の世では、アメリカ式資本主義がまかり通っているという

・そのようなことであれば、むしろその敗戦後の経済戦争こそ、最後に日本がその有り様をかけて戦った、サクラ大戦の名にふさわしいのでは、と、これは広井王子氏自身がそう言っていた。サクラ大戦とは、そういう作品だったのだ

 

・要は明治の時代に爆発的に増えた商社、貿易会社という会社組織が敗戦後、完全にアメリカ式資本主義に取り込まれ、さらにそれを手本として大小の会社組織が起こり、あまりに世の中に企業体が増えすぎたらしい

・結果、会社組織がなければ現代社会は立ち行かない…というレベルの、考えるだに恐ろしい、強烈な思い込みが生まれてしまったという

 

・もはや別の姿やあり方の社会を、その可能性すら想像できないという、恐ろしい状況にある

・そして会社組織は組織そのものを守るために、人々に薄給で長時間労働を強いているという

・増えすぎただけで実際には文化的に何の意味もない、経済を回すためだけの会社組織がごまんと存在しているのに、そのために、人々が過酷な労働を強いられているというのだ

・『最初は人のための組織だったはずが、組織というものは、ほんの少しでも気をぬくと、すぐに組織のために人を使うようになる』これも広井王子氏の言葉であり、鮮烈な指摘だと思う

 

・そんな世界など御免である

・例えばかつての、成熟した江戸期のように、少しの労働で数日間は十分に遊べるだけの額が手に入り、人々が文化的に豊かに暮らしていたという状況こそが、正しく、望ましい世界であるはずである

産業革命前の物質レベルに於いてであるとは言え、実際にそれは成り立っていたのだから、長時間労働をしなければ生きていけるだけの額が手に入らない、という世界は、多くの人々の思い込みと、既得権益の力学によって保持されているだけだ

 

・きちんと大人が芝居を観に行き、昼間から映画を観に行き、友と家族と多くの時間を過ごし、旅をし、本を読み、食を楽しみ、十分に有り余る時間で人生を謳歌する、この世界こそがあるべき形のはずである

・経済一辺倒型資本主義いう形でなくとも、十全に社会は回るという形を世界に示す、それこそが日本の重要な役割だった

社会主義と資本主義の対立の話などではない。それよりもさらに別の形を示すことができる国こそが、この日本だったからだ

・それはつまり、物質的アメリカ型資本主義に浸り切る事なく、その他の可能性を保持したまま文化を成熟させて来た日本の姿だ

 

・欧州大戦以降の歴史で、それは可能になった

・物質的豊かさ以上に、文化的豊かさや、心の有り様を大切にする、日本が培ってきたビジョンが、アメリカ的価値観以上に世界に浸透したのだ

 

・しかし、彼の世界、架空の世界では、経済を循環させ続ける事が社会構成の根本原理であるという思い込みが蔓延しているようである。それこそが、彼の世界がいかにディストピアであるかの象徴である

 

・スターの整備をしなくてはならない。蒸気圧の安定と、温度上昇の効率をさらにあげるアイディアがある

・当然これも楽しみのうちだ。仕事である以上に、楽しみだからやっている

・無論のことだが、メカニックのみんなは全員が機械好きだし、僕も最近ホビーとして始めている

・舞台の企画会議もある

・今度は、正義のチーム強盗ものなどどうか 痛快なケイパーものは星組にはバッチリだと思う

・架空の世界のことを考えている暇はない

 

・架空の世界と言えば “平成” という時代は、穏やかそうな名前に反して、あまりに辛いことが多かったらしい 世紀末でもあったし、何と言ったか泡沫恐慌が起こり経済的にも逼迫し、その空気にみんなが当てられてしまったという悲惨な設定だった

 

・ただ “令和” という名前の、響きは良い 良い時代になりそうな、涼やかな、優しい名前だ 

 

・この世界のように、大人たちが本気で遊べる社会が築かれているのであれば、たまには、蒸気ではなく電気の発展した、美しき “令和” の世界を夢想し、遊んでも良いと思う

 

メモ

・ポップコーンマシンの修理、忘れないこと

・公演ポスター 8/31まで掲示

・9/1より次回公演『ロデオザマスタング』 ポスターデザイン確認済 要デザイン微修正

・デザイン修正案 ジェミニ用の最新版マスクデザインとロゴのデザインを連動させる

 →できたらムッチャかっこいい! グッズにも反映すること

・ロベリア三世TV再放送録画 リカに渡す